ファイナンシャル・インテリジェンスの高い人は、リスクとそれに対する見返りを基準に考える

ダイヤのエース
金持ち父さんはこう言った。「たいていの人は、何が賢く、何が危険かだけを基準に考える。ファイナンシャル・インテリジェンスの高い人は、リスクとそれに対する見返りを基準に考える」
 
 
金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法 P.78
—–
 
 
 
こんなゲームがあります。
 
トランプがあります。
ダイヤのカードだけを取り出します。
1~13まで全部で13枚ですね。
 
これを裏返しにして、シャッフルします。
 
じゃカードを引いてください。
ただし、エース以外の2~13のカードを引くと5万円払ってもらいます。
見事エースを引くと100万円差し上げます。
 
 
 
このゲームどうですか?
チャレンジしますか?
 
 
 
このゲームやらない。
と答えた人は、おそらく5万円失うのが怖いからでしょう。
多くの人はそう感じると思います。
僕も5万円失うのは嫌です。
 
だって、当りは13枚のうち1枚でしょ。確率13分の1。
5万円失う可能性の方が圧倒的に高い。危険だ。
 
賢い考え方ですね。
 
 
 
でもこのゲーム、僕なら迷わずチャレンジしますね。
絶対に得するからです。
 
実はエースのカードの裏にだけ印がついているってことはありません。
念のため(笑)
 
 
このゲームの考え方が
ファイナンシャル・インテリジェンスの高い人は、リスクとそれに対する見返りを基準に考える
という考え方になります。
 
 
どういうことかというと、
カード1枚引くだけなら、5万円損する確率の方が圧倒的に高くなります。
でも、カード13枚全部引いたらどうでしょう?
 
12回は5万円損しますが、1回は100万円得します。
トータルでは40万円得します。
 
 
 
どうですか?
 
 
 
このゲーム絶対にやるでしょう。
カード1回しか引けないのならやらないですが、そんなルールはありません。
13枚全部引いてもいいのです。そんなルールなら絶対にやるでしょう。
 
ただし、僕がやる条件としては、60万円用意してからです。
 
なぜかというと、50万円しかなければ、カード1回引くのに5万円かかりますので10回しか引けません。
10回引くだけではエースが出るとは限りません。
確実に13回カードを引く必要があります。
 
確実に13回引くためには、12回5万円損してもよい金額を、つまり60万円用意しておかないといけません。
このゲームのキモは、60万円用意できるかどうかです。
 
 
 
世の中の多くの人は、ビジネス・投資と聞くと、危険だとかリスクが高いと反応します。
これは、先ほどのトランプの例えだと、カード1回引くしか発想がないからです。
13回引いたら絶対に得するとわかっていないからです。
 
 
 
実際の投資の話をすると、
僕の投資は今でも勝率2割3割といったところでしょう。
そんなことを言うと、
 
 
普通の人:
え、そんなんでお金どんどん減っていきませんか?
 
僕:
はい、その通り、どんどんお金減っていきます。
 
普通の人:
なぁ~んだ、投資で利益上げてるってウソか。
 
 
というやりとりになりそうです(笑)
まぁ、多くの人はそう考えますね。
 
一方お金持ちの人と会話すると、
 
 
僕:
勝率2割ってところですね。
 
お金持ち:
へぇー、一回の負けでいくら損するの?
 
僕:
だいたい10万円です。
 
お金持ち:
じゃ一回の勝ちでどれくらい得するの?
 
僕:
50万円ほどです。
 
お金持ち:
じゃ、10回勝負したら、勝ち2回負け8回で
得100万円(50万円×2)、損80万円(10万円×8)だから
トータル20万円の利益か。いいね。
 
 
こんな感じになります。
きちんと得と損の割合と一回当りの損得を出し、トータルでどうなるかを考えます。
これがリスクとそれに対する見返りを基準に考えるということです。
 
 
 
世の多くの人は、100発100中で当てないといけないと思っているのでうまくいきません。
一方お金持ちの人は損することも計算に入れて、トータル得するようなものに投資します。
 
ビジネスでも投資でも、100%うまくいくと考えるのはバカげています。
うまく行く人は、うまくいかないことも織り込み済みで行動しています。
失敗もうまくいくための行動の一つです。
 
この考え方は重要ですね。
 

リスクとそれに対する見返りを基準に考える

http://ff-yj.com/trk/postin-money-lesson


ダイヤのエース
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2014/11/21 @ ffyj

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