多くの人が、投資とは、たくさんのドラマが繰り広げられている、興奮に満ちたプロセスだと思っている
金持ち父さんは私に、本当の投資はたいていの人が考えているものとは違うと説明してくれた。
「多くの人が、投資とは、たくさんのドラマが繰り広げられている、興奮に満ちたプロセスだと思っている。私にとってはそんなのは投資ではない。私にとって投資はプランだ。多くの場合、それは単調で、退屈な、ほとんど機械的といっていいほどの金持ちになるためのプロセスだ」
改訂版 金持ち父さんの投資ガイド 入門編 P.107
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僕:
投資コンサルをしています。
相手:
どの株買えばいいですか?
あのゲーム会社、株価50倍になったみたいですね。
そんな株ないですかねぇ?
僕:
へぇ、すごいですね。
50倍ですか。
こんなやりとりをすることがよくあります。
多くの人が投資と聞いてイメージするのは、
市場がオープンすると同時に、大声で買い注文や売り注文を出す。
そして、一瞬の株価の変動で、数千万円の利益を出す。
こんな一攫千金の想像をします。
金持ち父さんに言わせると、これは投資ではありません。
僕に言わせると、ギャンブルと変わりません。
多くの人が投資とギャンブルの区別がついていません。
50倍になりそうな株を買う。
万馬券になりそうな馬券を買う。
僕にとってはどちらも同じです。
もちろん僕もたまにギャンブルをすることがあります。
最近では、ある暗号通貨を買いました。
ビットコインよりも上がるかもしれない、と言われています。
これは、上がればラッキー程度で、
僕の投資プランとは関係のないお金で買っています。
僕にとって、これは投資ではなく、あくまでギャンブルです。
遊びです。
娯楽です。
ハラハラドキドキしたいからです。
では、投資とギャンブルの違いは何でしょうか?
僕は、予測が立てられるかどうか
で投資とギャンブルを区別しています。
投資:予測可
ギャンブル:予測不可
例えば、不動産投資だと、
家賃相場:月12万円
ローン返済:月9万円
とわかっているので、
年間家賃収入:144万円
年間ローン返済:108万円
年間収支:36万円
一年で36万円のプラスが出ると予測ができます。
もちろん家賃滞納や空室なども考慮しますが、ここでは話をシンプルにするために省いています。
一方、競馬。
当たりそうな馬券を買います。
当たったらいくらになるかはオッズで予測できますが、当たるかどうかわかりません。
それに何%の確率で当たるのかもわかりません。
つまり、年間でいくらプラスが出るのか予測がたてられません。
こういう違いで僕はギャンブルと投資を区別しています。
ですので、上がりそうな株を買うことは、儲けが予測できないので、
基本、競馬と同じです。
多くの人は投資をしていると思いながら実はギャンブルをしています。
だから、自分がいつお金持ちになるのか予測できません。
そして、お金持ちになれないまま一生を終える人がほとんどです。
まずは、投資とギャンブルの違いを知り、
投資をしていきたいですね。
投資とギャンブルの違いを理解するには
↓
http://ff-yj.com/trk/postin-money-lesson