ビジネスで成功するには、勇気と優れたコミュニケーション能力が必要なんだ
ビジネスで成功するには、勇気と優れたコミュニケーション能力が必要なんだ。多くの場合、大事なのは話の内容ではなく、話し方だ。話をしていて険悪になりそうだと思ったら、創造力を働かせて、伝えるべき内容を最も穏便かつ友好的に話す方法を見つけることだ。コミュニケーションとは話すことではない。コミュニケーションには聞くことも含まれる。そのことをいつも頭にいれておかなくちゃいけない
金持ち父さんの起業する前に読む本 P.310
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コミュニケーション能力が必要だと感じた瞬間
僕の人生で初めてコミュニケーション能力が
必要だと感じた瞬間は、
不動産を買った時
でした。
数年前、
金持ち父さん貧乏父さんを読み、
セミナーにも通い、
ゲームキャッシュフローをやりこみ、
不動産投資をやりたくてうずうずしていました。
そしてある日、
僕にも不動産投資ができるチャンスが巡ってきました。
僕はこのチャンスに飛びつきました。
ただ、問題が、、、
親にどう説明しよう?
不動産投資なので
数千万円のローンを組みます。
借金します。
僕は、
プラスのキャッシュフローがでることはわかっています。
資産を手に入れるためのいい借金だとわかっています。
いい投資だとわかっています。
ただ親は、、、
不動産投資未経験です。
投資信託さえ経験がありません。
資産と負債の定義を知りません。
いい借金と悪い借金の区別がつきません。
キャッシュフローなんてわかりません。
どうしたものか?
当時僕が出した結論は、
よし、黙っておこう。
でした(笑)
反対される可能性が高い。
いちいち反対されても面倒くさい。
親は僕の老後を面倒見てくれるわけでもない。
言わないでおこう。
そう決めて、
不動産の手続きを進めていきました。
そして、決算も終わり、
はれて不動産オーナーになりました。
よし、これで俺も不動産オーナーだぁ!
同僚に自慢しまくってました(笑)
そうやってうかれて過ごした数日後、
親から電話が、、、
親:
銀行から通知来てるけど、どういうこと?
僕:
何?
(やば、不動産ばれたのか)
親:
ローン○千万ってあるけど、
あんた何したの!
(かなり感情的)
僕:
(やっぱりか、、、)
不動産やけど、
親:
何考えてんの!
今すぐ帰ってきなさい!
当時一人暮らしだった僕に
親から怒りの電話がかかってきました。
平日ど真ん中だったので、
実家に帰ったのは週末でした。
この時の実家に帰る気分は相当悪かったです。
電話があってから帰るまでの数日間、
親をどうやって説得しよう?
とずっと悩んでいました。
どう話そうか?
何ていったらわかってくれるか?
全然思いつきません。
結局何も思いつかないまま当日を迎えました。
思い足取りで駅にむかい、電車に乗りました。
電車の中でもどうしようか考えていました。
でも思いつきません。
降りる駅も近づいてきました。
こーなったらしゃーない。
ひらきなおろう。
どうせ何言われても不動産投資やめる気はないし。
実家に着くと両親が待っていました。
そして机の上には例の銀行からのローン明細書が広げて置かれていました。
親:
何したん?
僕:
不動産買った。
親:
何考えてんの!
素人が手出してうまくいくわけないやろ!
バブルの頃とは違う!
うんたらかんたら、、、
僕:
キャッシュフローも毎月プラスやし、
絶対うまくいく。
親:
そんな簡単やったら
みんな不動産投資してるわ!
いかにこの投資がうまくいかないか、
感情にまかせて言いまくってました。
それに対して僕も感情にまかせて
言い返していました。
そしたら親もより感情的になって
言い返してきます。
親:
うまくいくわけない!
僕:
うまくいく!
親:
うまくいくわけない!
僕:
うまくいく!
簡単にまとめると、これの繰り返しです(笑)
無限ループです。
僕もおそらく親も、絶対に負けるか!
って気迫で言い合ってたと思います。
完全にコミュニケーションがなりたってませんね。
お互い言いたいこと言い合ってるだけです。
子どものケンカと同じレベルです。
使っている単語が大人っぽいだけです。
今なら親の言っていることをまず聞きます。
言いたいことを先に全部言わせてあげます。
親:
うまくいくわけない!
僕:
うん。
親:
バブルの頃とは違う
僕:
うん。
こうやっていくと、怒りのエネルギーがある瞬間にスーっと消えます。
そしておそらく次に、恐怖のエネルギーが出てきます。
親:
投資は危険だ。
失敗したらどうするんだ。
親は息子が
わけわからないことを始めたので心配。
だまされてないか心配。
多額の借金をしているので心配。
なのです。
まずこの心配しているっていう感情を受け止めてあげる。
そうしたら感情的なものは大分収まります。
するとこちらの話も聞いてくれるようになります。
当時はコミュニケーション能力が低く、
こんな対応ができませんでした。
相手を言い負かすことが
コミュニケーションだと勘違いしていました。
僕も親も譲らない。
しばらく親と険悪なムードでした。
相手を言い負かしても仕方がないんですよね。
言い負かしたとしても、
自分は気持ちいいかもしれませんが、
相手は気分を害しています。
これビジネスでやらない方がいいです。
例えば、セールスマンによくいるのですが、
理論を振りかざします。
相手は言い返せなくなります。
セールスマンは気持ちいい
相手は気分悪い
こうなると、この人は
絶対にこのセールスマンから物は買いません。
絶対にこの会社からも買いません。
さらに嫌な目に合わされたと
悪い口コミをし始めるかもしれません。
お客さんを逃すことになります。
いくらこのセールスマンが正論だったとしても、
相手を悪い気分にさせたら終わりです。
セールスマンの目的はお客さんに
自社製品を買ってもらうことです。
その目的が達成できなくなります。
逆に正論でなくても、
相手が喜んで気分よくなったら
買う可能性が高くなるでしょう。
そのためには、相手の話に耳を傾ける必要があります。
どんなことに興味があるのか?
どんな価値観なのか?
人って自分の話をいっぱい聞いてくれる人を
好きになる傾向が高いです。
コミュニケーションでは話すより聞く方が大切です。
口は1つ
耳は2つ
ということは、
話す1
聞く2
くらいの割合がいいってことです。
コミュニケーション能力を高める
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