先ほど質問した母親は、また立ち上がってこう言った。
「でも息子が闇の中にさまよい出て、二度と戻ってこなかったらどうするんですか。そうしたら、私はどうしたらいいんです?」
父は振り返って言った。
「親と教師がなすべきことは、明かりを灯し続けることです。それがこの世で一番大切なのです」
金持ち父さんの子供はみんな天才 P.311
—–
子供って基本言うことを聞かないです。
勉強しなさいって言っても勉強しません。
危ないからストーブにさわってはいけませんって言ってもさわります。
なぜなんでしょう?
子供に限らず、大人もそうです。
僕はセミナーのフォローとしてコンサルをすることがあります。
コンサルの内容はいろいろありますが、基本、ラット抜けするにはどうしたらいいかの相談です。
ラット抜けのステップはセミナーのコンテンツですので、参加すると理解できます。
ただ人によってすぐにできるステップとできないステップがあったり、
細かい部分がわからなかったり、行動できなかったりしますので、コンサルで相談にのるようにしています。
できていないステップをチェックして、
僕:
ここができていないので、次回までにやっておきましょうか。
クライアント:
わかりました。
という会話でこの回は終わります。
そして次のコンサル、
僕:
前回課題だったここはやりましたか?
クライアント:
やっていません。
僕:
じゃ、次回までにやっておきましょうか。
クライアント:
わかりました。
で、次のコンサル、、、
同じ会話が繰り返されます。
その課題をクリアすればラット抜けが早くなるのに、いっこうにする気配がありません。
ちなみにこの課題、ちゃっちゃとクリアしていけば1年以内にラット抜けできるような課題になっています。
さっさとラット抜けしたかったら課題をサラッとクリアすればいいようになっています。
冒頭の子供と一緒です。
ラット抜けするにはこうしたらいいと答えを用意していますが、言うことを聞きません(笑)
なぜなんでしょう?
例えば、人に何かしてもらった時に
「どうもありがとうございます。」と言う課題があります。
この課題、ラット抜けと関係あるのか?
と一見思いがちですが、実は大いに関係があります。
詳細はここでは省きますが、これクリアできないとラット抜けできません。
この課題、クリアできない人がいたとします。
大抵は一回目クリアしていなかったとしても、二回目にはクリアしています。
ただまれに、何回もクリアできない人がいます。
なぜクリアできないと思いますか?
人にやってもらっていることに気付かない
周りを見ていない
やってもらって当然と思っている
どうもありがとうございます、と言うのがはずかしい
どうもありがとうございます、という単語を思い出せない
トラウマがある
そもそもラット抜けしたくない(笑)
とまぁ理由はいろいろあります。
どんな理由であれ、とっている行動は、
人に何かしてもらっておきながら、
「どうもありがとうございます」を言わない。
です。
昔の僕でしたら、いかに
「どうもありがとうございます」を言うとメリットか、
「どうもありがとうございます」を言わないとデメリットか、
を駆使して何とか言わせようとしていました。
あ、今でもついやってしまうときもありますが^^;
でも、無理矢理やらせてもしょうがないんですね。
その場はやるかもしれませんが、次の日にはもう忘れています。
いくら言い聞かせても、本人が気がつかないと行動が改まりません。
こればかりは、本人が気がつくのを待つしかありません。
あーしろこーしろと言うのは簡単です。
ただ、言ったところでほとんどの人が行動しません。
その行動をする
↓
得たい結果が得られる
と結びついていないんですね。
「どうもありがとうございます」と言う
↓
ラット抜け
が結びついていない。
この場合、本当に待つしかないです。
相談にのっていて、一番忍耐を強いられる所です。
闇の中をさまよっているクライアントに対して、
こっちですよぉっと明かりを灯し続けるしかありません。
あとはクライアントがその明かりに気がつくのを待つのみです。
僕がやっているコンサルと子育ては結構共通点があるのかもしれません。
毎回いろいろな発見があっておもしろいです。
さっさとラット抜けするなら
↓
http://ff-yj.com/trk/postin-money-lesson