財務諸表が実際にどのような働きをするかがわかったら、お金に関するいろいろなことにもっと自信が持てるようになるし、コントロール能力も強まる。そして、次が一番大事なことだが、お金の面で何かうまくいかないことがあった場合、適切な修正を加えることができるようになる。ファイナンシャル・リテラシーが身についていない人たちは、お金に関することで自信が持てない。したがってコントロールもできなければ、ほとんど修正もしない。それに、たとえ修正したとしても、もう遅すぎる
金持ち父さんの子供はみんな天才 P.173
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おれは月収100万円だぜぃ!
私は年収1,000万円よ!
スゴイ!どうやって稼いだの?
クワドラントがE,Sの人がお金に関して自慢し合ったら、こんなことを言うでしょう。
クワドラントがB,Iの人はお金に関して自慢し合わないですが、したとしたらこんなことを言うと思います。
私の不労所得は年間1000万円を超えた。
昨年の税金は収入の5%に抑えた。
スゴイ!資産のポートフォリオは?
スゴイ!会計士紹介して。
以前にも書きましたが、ファイナンシャル・インテリジェンスには
1.稼ぐ
2.守る
3.増やす
4.継承する
があります。
財務諸表のことがよくわかっていないE,Sの人たちは
1.稼ぐ
しかわかりません。
だから月収いくらだとか、年収いくらだとかしか自慢話がありません。
お金に関するコントロールも、稼ぐ額を増やすくらいしか発想がありません。
財務諸表のことがよくわかっているB,Iの人たちは
1.稼ぐ
2.守る
3.増やす
4.継承する
をトータルでみます。
今自分が一番弱いところはどこか?
財務諸表を見れば、あ、守るが弱い、と一発でわかるので、
じゃ会計士に相談して税金をコントロールしよう。という発想になります。
財務諸表のことがわかっていないと、
1.稼ぐ
しかコントロールできません。
これもほとんどコントロールできない人が多いですが。
給料すぐにあげることができますか?
財務諸表のことがわかっていると、
1.稼ぐ
2.守る
3.増やす
4.継承する
をコントロールします。
コントロールできることが多いほど、お金の問題を解決しやすいですよね。
で、E,Sの多くの人が、お金の面での問題は、
2.守る
3.増やす
がザルなことです。
財務諸表が読めないので、
守ることができません。
増やすこともできません。
こういう人たちは、お金を稼いでも
まず、一番高い税率で政府に取られます。
そして余ったなけなしのお金を、これまたすずめの涙もかれるくらいのわずかな利子しかつかない銀行口座に入れます。
これが一生続きます。
修正しようとも思いません。
いくら一生懸命働いて稼いでも、いっこうにお金が貯まりません。
定年後、運良く貯金が貯まってたとしても、今度はそれを失う怖さで投資などできません。
お金に関して自信が持てない状態です。
60歳頃に、
ヤバイ、このままでは生活費が足りない。なんとかしないと
と今までのお金の管理に修正を加えようとするのですが、、、
もう遅いですね。
稼ぐ体力もない。
増やすスキルもない。
僕は60歳過ぎのおっちゃんたちと話す機会もあるのですが、
稼いだお金を銀行口座に入れておくしか知りません。
かと言って、貯金がいっぱいあるわけでもありません。
そしてたちの悪いことに、年下の僕の話には耳もかしません。
40年も続けてきた習慣は変えられないのでしょうか。
死ぬまでラットレースから抜けれないでしょうね。
そんなおっちゃんたちを見ると、
絶対若いうちにお金の教育をして、ファイナンシャル・リテラシーを高めておかなければ、
とつくづく思います。
これを読んでいるあなたも、若いうちに、できれば20代のうちに、ファイナンシャル・リテラシーを高めておきましょう。
60歳に気がついても遅すぎです。
ファイナンシャル・リテラシーを高める
↓
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